自己分析のための日記

浪人に失敗し底辺大学へ通っていた男が書いてます

高い目標を掲げると、ダメになったときのショックがハンパない。

「お疲れさん!」予備校を出るとき警備員のおじさんに言われた。作り笑顔で会釈して、最寄駅へと歩いた。歩いている途中、今日自分は何をやったのか、時間に対する労働の密度は適切か考えるのだが、大したことはやってないから「うわあああああ」ってなってしまう。

予備校の自習室で机に向かっているとき、勉強している時間より寝ている時間の方が多かったかもしれない。自信を持って「集中した」と言える瞬間は一秒もない。化学の問題集を広げてはいるものの、頭の中は完全に空想の世界が出来上がっていて、勉強なんかほとんどしていなかった。8時間机に向かって、実際に勉強していたのは2時間くらいかな。そんなことをしているから、警備員のおじさんに「お疲れさん!」なんて言われても、僕はおじさんに「大したことしてなくて、ごめんなさい。」という感情しか生まれなかった。

去年の今頃、つまり現役時代の年末は薄々「僕は浪人するんだろうな、浪人したら勉強いっぱいして、良い大学に合格するんだ!」という気持ちだった。でも、人間はスグには簡単に変われないもので、思い通りにはならないもので、こんな今を迎えている。

ただ現役時代と比べると格段に成績が伸びているのだ。具体的な数値で言うと、偏差値が10くらい。でもそれは、現役時代が酷過ぎたからで、「大バカ」が「ただのバカ」にくらいだ。浪人が決まった春、僕はとても高い大学を目標に掲げていたけれど、こんな風になってしまった。でも予備校の進学アドバイサーも母親も、志望校を下げたときに何も言わなかったから、最初からこうなるって分かっていたのかもしれない。

浪人って、辛いね。