自己分析のための日記

浪人に失敗し底辺大学へ通っていた男が書いてます

スーツを買ってきた

来月初めに大学の入学式があるため、近所の有名チェーンでスーツを買った。

どうせ入学式が過ぎたらスーツを着る機会なんて無いし、チラシに載っていた29000円のフレッシャーズセットを買おうと思って行ったのだが、お店のやりかたがすごく上手くて結局フレッシャーズセットをやめて高いものを買うことになってしまった。お店のやりかたが上手くて感動してしまうレベルだったので、日記にしておこうと思う。

まず、店に入ると店員さんが寄ってくるじゃないですか。一緒に店を周ってくれる自分の担当になってくれる人。その人にチラシのクーポンを見せて「この29000円のセットが欲しいんですけど」みたいなカンジのことを言う。でも店員さんはこのセットをオススメしないんですよ。「これは物があまり良くないので、ぜひ他の製品を見てから検討していただけませんか?」とか言ってくる。確かに29000円セットの実物を見たけど、他のスーツと比べて良くなかった。それで結局、セットじゃないちゃんとしたスーツを買うことにした。
まとめると、安いセットで客を来店させて実際は殆どの人がセットじゃないスーツを買うのだ。スーツを選んでいるとき、周りにい僕と同じフレッシャーの人が何人かいたけれどみんな同じカンジだった。

あと、よく「2枚目半額」みたいなのもやっているじゃないですか。あれも上手いよね。だって絶対にもう一枚買いたくなるもん。自分も2枚目半額に負けて、ちょうど親戚に今にも死にそうな人がいるから、葬式に合わせてフォーマルスーツを買ってしまった。「1枚目から安くしておけよ!」なんて思ってしまうけど、最初に2枚目半額を考えた人は天才だと思う。

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 入学式用と葬式用の2枚のスーツ上下セットで8万円くらいした。スーツ慣れしているサラリーマンの方には安いのかもしれないが、19歳の僕にとってはとても高く感じた。パソコンが買えちゃうよ。お金を出したのは母親だから僕にダメージは無いけれど、こんなに高いと少し申し訳なくなってくる。

新学期シリーズは何かとお金がかかる。ランドセルも高すぎるよな。僕の家は、裕福とは決して言えないけれど、スーツを買うくらいの余裕がある家で本当によかった。
ちなみに僕の姉の頃は、店員のアドバイスを無視して29000円のセットを買ったそうだ。僕が高いスーツを買ったことが姉にバレたら文句を言われそうなので、母親との約束で家の中では僕のスーツも「29000円のセットを買った」ということになっている。